< 御 由 緒 >

 

遠く平安の昔、この地に疫病が流行した折、村人がその鎮静を願って大将軍(勝運の神・病除の神)を祀ったのが始まりと伝えられており、凡そ千年の歴史を有します。

 

現在の本殿は、応仁2年(1468年)近江守護佐々木六角高頼公が武運長久を願い勧請奉斎したもので、檜皮葺(ひわだぶき)素木(しらき)の一間社流造(いっけんしゃながれづくり)の建物は、全体に細身造りの中にも風雅な趣を湛え、室町時代の作風を今によく伝えていることから国の重要文化財に指定されています。

 

主祭神の石長比賣命(イワナガヒメノミコト)さまは、山の神さま大山祇命(オオヤマツミノミコト)さまの長女姫(おさひめ)さまで、大変気立てが良く、健康で長生きをされた神さまです。

 

石長比賣命さまを本殿にお祀りする神社は全国的にも少なく、神さまの御神徳を慕って遠くからもお詣りが増えています。